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健康診断の数値の見方の取説(血管の4段階表・ちょい悪数値・内臓脂肪)

基準値をオーバーした項目が並ぶと、どこから手をつければよいか迷います。数値を「血管への負担の進み具合」という4つの段階に並べて読み、年ごとの変化も見ながら、最初の一歩を決めるための取説です。

対象者
健康診断の結果が届いたが、数値の見方がよく分からない人 ほか
難易度
初心者向け
所要時間
表の読み合わせは30分ほど、数値の見直しは毎年の健診ごと、生活の工夫は2か月ほど
最終確認
2026年10月11日
取説編集部

これは何の取説?

健康診断の結果に並ぶ数値を、血管への負担の進み具合という見方で4つの段階に並べ直し、「どの数値から整えると全体が良くなりそうか」を考えるための取説です。数値の一つひとつに一喜一憂するのではなく、つながりと年ごとの流れを見るのが、番組で紹介されていた考え方です。診断や治療は医師が行うため、すべて見直しの目安として使ってください。

こんな人向け

  • 健康診断の結果が届いたが、数値の見方がよく分からない人
  • 基準値を少しだけ超えた項目が、いくつかある人
  • 毎年「まあ大丈夫」と思って結果を見流してしまう人
  • 体重や腹囲が気になるが、何から始めてよいか分からない人

まず知っておくこと

健康診断の数値の意味や、病気かどうかの判断は医師が行います。この記事の見方はあくまで整理の目安で、診断ではありません。
持病や服薬がある人、強い症状や急な変化がある人、結果表に医師からのコメントや要精密検査の記載がある人は、自分で判断せず医療機関に相談してください。数値が基準を外れていても、血管への負担とは関係なく起きていることもあります。

必要なもの

  • 今年の健康診断の結果表
  • 過去数年分の結果表(あれば)
  • 項目を書き出す紙、または表計算のメモ
  • 体重計とメジャー(腹囲を測る場合)
  • かかりつけ医や健診機関の連絡先

手順

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  1. 全体の考え方をつかむ(番組が示した3つのステップ)

    番組では、生活習慣病は発症するまで自覚症状が出にくいため、健診の数値から進み具合に気づくことが大切だと紹介されていました。進め方は次の3つです。

    • 自分の数値が血管のどの段階にあるかを知る
    • 基準を少し超えた数値が、年々増えていないかを見る
    • たくさんの数値の根っこにある「内臓脂肪」に目を向ける

    まずは落ち着いて、結果表と紙を用意します。

  2. 結果表の数値を、血管への負担の4段階に並べる

    番組では、健診の項目を血管への負担の進み具合に応じて4段階に並べた表が紹介されていました。

    • 段階1(潜在的に進む):腹囲、BMI、中性脂肪、HDLコレステロール、肝機能(AST、ALT、γ-GTP)
    • 段階2(傷み始める):血圧、血糖、HbA1c、尿酸、LDLコレステロール
    • 段階3(血管に変化が出る):腎機能(クレアチニン、e-GFR)、尿蛋白、心電図、眼底検査
    • 段階4(健康障害):脳卒中、心筋梗塞・狭心症、糖尿病の合併症

    自分の結果表で基準値を超えている項目に印をつけ、どの段階に多いかを眺めます。

  3. 矢印の向きから「どこを整えると良さそうか」を読む

    番組では、段階1の項目が乱れると、段階2の項目の悪化につながりやすいという流れが示されていました。
    例えば、血圧や血糖が高く、同時に腹囲やBMIも基準を超えている場合は、内臓脂肪のたまりが背景にある可能性があるため、まず内臓脂肪を減らす方向で考えるとよい、という紹介でした。
    段階3の項目に気になる所見があるときは、段階2の項目にも基準を超えたものがないかを見直します。段階3や4に当てはまりそうなときは、自分で判断せず、早めに医療機関に相談してください。

  4. 血管に負担がかかる仕組みを、ざっくり知っておく

    数値の意味が分かると、見直しの動機づけになります。番組では次のように紹介されていました。

    • 尿酸:基準を超えて高くなると結晶になり、血管の内側を傷つけたり炎症を起こしたりすることが分かってきた
    • 血圧:血管の壁に血流が力を加え続けるため、高い状態が長く続くと血管の内側が傷み、もろくなる
    • LDLコレステロール:血管の壁の内側にたまり、こぶのようなものをつくる

    ここは知識として知っておくだけで十分で、不安になる必要はありません。

  5. 「ちょい悪数値」が年々増えていないかを確かめる

    番組では、突然倒れた人の過去の健診データを調べると、突出して悪い数値はなくても、基準を少しだけ超える「ちょい悪数値」が年を重ねるごとに増えていた、という事例が紹介されていました。
    「少し超えただけだから大丈夫」と流さず、そうした項目が積み重なっていないかを見ることが大切だという考え方です。
    過去の結果表を並べ、基準を少し超えた項目が何個あるかを年ごとに数えます。増えているときは、対策を始めるよいきっかけと受け止めます。

  6. 内臓脂肪のたまりを、BMIと腹囲で目安をつける

    番組では、BMIと腹囲が内臓脂肪のたまり具合を知る目安として紹介されていました。BMIが25を超える、腹囲が男性で85cm、女性で90cmを超えるときは、内臓脂肪がたまっている可能性があるとのことです。
    内臓脂肪は血圧、血糖、尿酸などが乱れやすくなる背景になるといわれ、ここを減らすと複数の数値が整いやすくなる、と紹介されていました。
    ただし、BMIや腹囲が基準内でも内臓脂肪がたまる「隠れ肥満」のケースもあるとされています。数値だけで安心せず、他の項目も合わせて見ます。

  7. 無理のない減量の目安「体重の3%」と「1日300キロカロリー」

    番組では、体重を3%ほど減らすと内臓脂肪が減り、尿酸、肝機能、血圧、血糖などの値が整いやすくなると紹介されていました。
    目安は、1日300キロカロリー分を、食べる量を減らすか動くことで減らし、それを2か月ほど続けることです。1日に自分でやれそうなことを3つ選び、1つあたり100キロカロリー分を目安にする方法が紹介されていました。
    毎日体重を記録して、少しずつ減っていくことを確かめます。食事を抜くなど、短期間で落とそうとする無理なダイエットは避けてください。

  8. 3%減量で整いにくい数値があるときの考え方

    番組では、体重が基準内でも、睡眠不足、食生活の乱れ、運動不足などから内臓脂肪がたまることがあると紹介されていました。BMIや腹囲が基準内なのに、血圧や血糖などが基準を超えている場合は、医療機関やかかりつけ医に相談することがすすめられていました。
    また、LDLコレステロールは内臓脂肪を減らしても改善しにくいことがあり、食物繊維や魚などの海産物を増やすと下がりやすいと紹介されていました。
    対策をしても数値が変わらないときは、塩分のとりすぎや体質が関わっているかもしれないため、自己判断で続けずに医師に相談します。

  9. 毎年の結果を一枚にまとめ、続ける仕組みをつくる

    結果表を受け取ったら、基準を超えた項目、4段階のどこにあたるか、前年からの変化を、紙や表計算にメモします。次の健診までの間に試したこと(歩く時間、食事の量、体重など)も添えておくと、翌年に比べやすくなります。
    基準を少し超えた項目が増えていたら、行動を見直すチャンスです。気になる数値や所見があるときは、次の健診を待たずに医療機関に相談してください。

注意点

  • この記事の見方は診断ではなく、目安。数値の判断や診断、治療は医師が行う
  • 持病や服薬がある人、症状が続く人、強い痛み・しびれ・急な変化がある人は、自己判断せず医師に相談する
  • 結果表に「要精密検査」「要受診」などの記載があるときは、数値の整理より先に受診する
  • 血管のダメージと関係なく、数値が基準を外れていることもある
  • 食事を抜くなどの短期間の無理なダイエットは避ける
  • 運動を取り入れるときは、痛みや息苦しさが出たらすぐに中止する
  • 数値を過度に怖がらない。まず確認し、できることから一つずつ始める

コツ

  • 結果表は過去数年分を並べると、増えている項目に気づきやすい
  • 項目に印をつけるときは、基準を少し超えた項目も忘れずに入れる
  • まずは内臓脂肪を目標にすると、複数の数値に良い影響があるといわれている
  • 体重は同じ条件(朝のトイレのあとなど)で毎日記録すると、変化が見やすい
  • やれそうなことを3つ選ぶときは、無理のない小さな行動から始める
  • 気になるときは、健診の結果と一緒に、生活の様子をメモして医師に伝える

よくある質問

Q基準値を少し超えただけでも、気にしたほうがよいですか?
A

番組では、基準を少しだけ超える数値が年々積み重なることに注意が必要だと紹介されていました。ただし、慌てる必要はありません。前年と比べて増えていないかを見て、気になるときは医療機関に相談してください。

Q体重や腹囲が基準内なのに、血圧や血糖が高いときはどうしたらよいですか?
A

番組では、睡眠不足や食生活の乱れ、運動不足から内臓脂肪がたまる「隠れ肥満」のケースがあると紹介されていました。医療機関やかかりつけ医に相談することがすすめられています。

Q生活を見直しても数値が下がらないときは?
A

LDLコレステロールのように、内臓脂肪を減らしても変わりにくい項目もあります。塩分のとりすぎや体質が関わっていることもあるため、自己判断を続けず医師に相談してください。

まとめ

「結果表の基準超えを4段階に並べる → 矢印から整える順番を考える → 過去の結果と並べて「ちょい悪数値」の増加を確かめる → 内臓脂肪を目安に、体重の3%を2か月ほどかけて無理なく減らす → 気になる所見や数値は医療機関に相談する」。数値は不安になるためではなく、次の一歩を決めるために使いましょう。

参考リンク

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みんなの取説 torisetsu.jp / https://torisetsu.jp/manual/health-checkup-numbers-guide/
作成日:2026年10月26日 ※内容は更新されることがあります。最新版は上のURLで確認できます。一般的な情報であり、医療・法律・お金などの判断は専門家や公式窓口にご相談ください。

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