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借金の取り立てを受けたときの取説(慌てず記録して専門窓口へ)
返済の督促の電話や手紙が来て不安なときに、まず落ち着いてやることを順番にまとめました。記録の残し方、無視せず相談する先、悪質な請求への注意を、受ける側の目線で解説します。
- 対象者
- 返済が遅れて督促の連絡が来ている人 ほか
- 難易度
- 普通
- 所要時間
- 当日の記録と相談の予約まで1〜2時間
- 最終確認
- 2026年10月13日
これは何の取説?
借金の返済が遅れ、電話・手紙・訪問などで督促を受けている人が、慌てず、記録を残しながら、適切な窓口へ相談するための取説です。督促される側が自分を守るための手順に絞っています。
こんな人向け
- 返済が遅れて督促の連絡が来ている人
- 督促の言い方や頻度が怖く感じられる人
- 家族が督促を受けて困っている人
- 身に覚えのない請求が届いた人
まず知っておくこと
貸金業者による取立てには、貸金業法などで認められない行為が定められています。一般に、脅したり、大声を出したり、深夜や早朝に何度も連絡したり、勤務先や家族に迷惑をかけたりするような行為は認められないという考え方です。
ただし、どこから認められないかの判断は状況で変わります。この記事は一般情報であり、個別の判断は弁護士・司法書士などに確認してください。細かい基準や制度は変わることがあるため、金融庁などの公式で最新を確認しましょう。
必要なもの
- 契約書、返済予定表、請求書、督促状などの書類
- 通話内容をメモできる紙とペン、またはスマートフォンのメモ機能
- 督促の届いた日時が分かる着信履歴やメッセージの画面
- 相談窓口の連絡先(法テラス、自治体、弁護士会、司法書士会など)
手順
まず深呼吸して、状況を整理する
督促を受けると、焦って判断を誤りやすくなります。まず落ち着いて、次のことを紙に書き出します。
- 誰から借りたか(会社名、連絡先)
- いつ借りて、今いくら残っているか
- 何が理由で返せなくなったか
分からない点は、手元の契約書や明細で確認します。
請求元が実在する相手かを確認する
身に覚えのない請求や、会社名・連絡先があいまいな請求は、架空請求や詐欺の可能性があります。電話番号やURLは、届いたものではなく公式サイトなどで自分で調べ直してください。
メッセージ内のリンクを押したり、記載の番号に折り返したりしないでください。迷ったら消費生活センターなどに相談します。督促の内容を記録に残す
電話は日時、相手の名前、言われた内容、要求された金額・期限を、その場かすぐ後にメモします。手紙やメッセージは、封筒も含めて保管し、画面は保存しておきます。
不安を感じた言い方があったときも、言葉をなるべくそのまま書いておきます。記録は、後で相談するときの大切な材料になります。無視せず、でもその場で約束もしない
連絡を完全に無視すると状況が進みやすくなります。かといって、その場で追い詰められて、支払えない額や日を約束するのもよくありません。
「内容を確認して、改めて連絡します」と伝えて、いったん切るのが一つの方法です。書面で連絡してほしいと伝えることもできます。認められない行為かどうかを考える
次のような場合は、一人で対応せず、すぐ専門窓口に相談するサインです。
- 脅すような言葉や、怖がらせる言い方をされる
- 深夜や早朝、短い間隔で何度も連絡がある
- 勤務先や家族、近所に連絡や接触がある
- 身の危険を感じる
実際に法律上問題になるかは状況で変わるため、記録を持って専門家に確認します。身の危険があるときは、警察に連絡してください。
公的な窓口に相談する
相談先の例です。
- 法テラス(日本司法支援センター):借金などの法的トラブルの案内、経済的に余裕がない人向けの支援の案内
- 弁護士会、司法書士会の相談窓口
- お住まいの自治体の消費生活センター、生活困窮の相談窓口
- 貸金業者の登録や行政の対応は、金融庁・都道府県の窓口
相談の際は、手順3の記録と、手順1の書き出しを持っていくと話が早く進みます。
専門家に依頼したら、連絡の窓口を任せる
弁護士や司法書士に依頼すると、貸主への連絡の窓口を代理人に切り替えられる場合があります。その場合、本人への直接の督促は止まることが多いと言われますが、状況によって異なるため、専門家に確認してください。
依頼後は、貸主から本人に連絡が来たら、そのことを専門家に伝えます。返済の見通しと生活を立て直す
専門家と相談しながら、無理のない返済の方法を決めます。同時に、家計を見直し、収入と支出を表にして、今後の見通しを立てます。
生活の維持が難しいときは、自治体の生活支援の窓口にも相談できます。
注意点
- この記事は一般情報であり、個別判断は専門家(税理士・FP・弁護士・司法書士)へ相談する
- 「今すぐ振り込まないと裁判になる」「家族や職場に連絡する」などと急がせる連絡は、詐欺の可能性がある。焦って振り込まない
- 「借金をなかったことにする」「手数料を先に払えば解決する」と言う業者は悪質な可能性がある。弁護士・司法書士などの資格や登録を確認する
- 通帳、カード、暗証番号、身分証を第三者に預けたり渡したりしない
- 身の危険を感じたら、迷わず警察へ連絡する
- 法律の細部や手続きは改正で変わるため、金融庁・法テラスなどの公式で最新を確認する
コツ
- 通話は、可能なら相手に伝えたうえで録音する方法もあるが、判断に迷う場合は専門家に聞く
- 督促の連絡先を一覧にして、日付順に並べておく
- 家族に話しておくと、家族宛ての連絡があったときにも落ち着いて対応できる
- 電話が苦手なときは、法テラスなどのウェブ窓口から相談する
- 相談は一人で行かなくてもよく、信頼できる人に付き添ってもらうのも一つの方法
よくある質問
Q督促の電話は出なくてもよいですか?
出るかどうかよりも、無視し続けないことが大切です。電話が負担なときは、書面で連絡してほしいと伝える方法や、専門窓口に相談して対応を決める方法があります。
Q勤務先や家族に連絡されたらどうすればよいですか?
いつ、誰に、どんな連絡があったかを記録し、早めに法テラスや弁護士・司法書士に相談してください。法律上問題になるかは状況で変わるため、専門家に確認しましょう。
Q身に覚えのない請求が来ました。
架空請求や詐欺の可能性があります。連絡せず、記載の番号やリンクにも触れないでください。消費生活センターや警察に相談しましょう。
Q相談するのにお金はかかりますか?
無料で相談できる窓口もあります。条件や費用は窓口によって違うため、問い合わせの際に確認してください。
まとめ
「落ち着いて整理する → 請求元を確認 → 督促を記録 → 無視せず約束もしない → 怖い行為は専門窓口へ → 法テラスなどに相談 → 代理人に窓口を任せる → 生活を立て直す」。一人で受け止めず、記録を持って早めに相談しましょう。
参考リンク
この取説はどうでしたか?
みんなの取説 torisetsu.jp / https://torisetsu.jp/manual/debt-collection-response-guide/
作成日:2026年10月26日 ※内容は更新されることがあります。最新版は上のURLで確認できます。一般的な情報であり、医療・法律・お金などの判断は専門家や公式窓口にご相談ください。
この取説への質問
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