みんなの取説 torisetsu.jp暮らしの取説

涙とうるおいを守る目の取説(まぶたのケア・まばたき・目薬のさし方)

目が乾く、パソコンやスマホで目が疲れる。そんな悩みを「涙のアブラ」「まばたき」「目薬のさし方」の3つの入口から見直せるように、毎日続けやすい形でまとめました。

対象者
目が乾きやすい、ごろごろする、かすみやすいと感じる人 ほか
難易度
初心者向け
所要時間
まぶたの洗い方は1回10秒ほど(温めは1回5分、まぶたの体操は1回5セット)
最終確認
2026年10月11日
取説編集部

これは何の取説?

目のうるおいを守っている涙の仕組みをもとに、「まぶたのふちの汚れを落とす」「まぶたを温める」「しっかりまばたきする」「目薬を正しくさす」という4つの習慣をまとめた取説です。番組で紹介された内容を、毎日の生活に取り入れやすい手順に組み替えました。診断や治療は医師が行うため、すべて見直しの目安として使ってください。

こんな人向け

  • 目が乾きやすい、ごろごろする、かすみやすいと感じる人
  • パソコンやスマートフォンを長時間見る仕事や生活の人
  • アイメイクをする機会が多い人
  • 目薬をさしても、あまり楽にならないと感じている人

まず知っておくこと

目の不調の原因はひとつとは限りません。涙の量や質、まぶたの状態、生活習慣などが重なっていることもあります。
この記事の方法は診断や治療ではなく、番組で紹介された、ふだんのケアの目安です。強い痛みや急な見え方の変化、充血や目やにが続くとき、症状が改善しないときは、自己判断せず眼科を受診してください。持病や服薬がある人、目の病気で通院中の人、コンタクトレンズを使う人も、始める前に医師に確認すると安心です。

必要なもの

  • 清潔な手を洗う水やせっけん
  • ぬるま湯(まぶたを洗うため)
  • 目元用のコットンパッド(指で洗う代わりに使う場合)
  • おしぼりまたは薄手のタオル2枚、ポリ袋1枚、熱さ対策用のゴム手袋など(まぶたを温める場合)
  • 手鏡(まばたきの確認用)
  • 普段使っている目薬(さし方の見直し用)

手順

0 / 8 完了チェックはこの端末に自動保存されます
  1. まず全体の考え方をつかむ(涙は3層で、いちばん外側はアブラ)

    番組では、涙は水分だけでなく、いちばん外側にアブラの層があって、水分が蒸発するのを防いでいると紹介されていました。
    このアブラが足りないと、涙が蒸発しやすくなり、目の乾燥や見えにくさ、ほこりや細菌による黒目の表面の傷つきにつながる可能性があるそうです。
    ドライアイは水分の不足だけでなく、アブラの不足が関わるタイプも多いと説明されていました。まずは、涙のアブラを守る習慣から取り入れていきます。

  2. アブラが足りなくなる原因を知る(マイボーム腺の詰まり)

    涙のアブラが出る場所は、まつ毛の生え際のやや内側にある「マイボーム腺」です。原因のひとつとして、この出口が詰まることが挙げられていました。
    詰まりやすくなる場面として、次の3つが紹介されていました。

    • アブラの多い食事が続くとき
    • まつ毛にフケや皮脂がたまって出口をふさぐとき
    • まつ毛の内側までアイメイクをして、洗顔で落としきれていないとき

    心当たりがあるものから見直してみましょう。

  3. まぶたを洗う前の準備(手を洗って清潔に)

    まぶたのケアは、目のごく近くを触る習慣です。始める前に必ず手を洗って、清潔にしておきます。
    タイミングは、洗顔のあとや入浴中がおすすめと紹介されていました。ぬるま湯を使うので、体が温まっているときのほうが続けやすいという見方です。
    目に異常があるときや、まぶたが赤く腫れて痛いときは無理に行わず、眼科に相談します。

  4. まぶたのふちを洗う(マイボーム洗顔のやり方)

    ぬるま湯で指を湿らせて、まつ毛の根元にそって、やさしくなでるように5回ほど洗います。目安は1日10秒ほどで、番組では朝晩2回、2週間続けることが紹介されていました。
    強くこすったり、まぶたの内側まで指を入れたりしないように注意します。
    指で洗うのが不安なときは、目元用のコットンパッドをお湯で湿らせて、同じように5回ほどやさしくなでる方法でもよいと紹介されていました。
    この方法は、アブラ不足タイプのドライアイに向くとされています。2週間続けても変わらないときや、違和感があるときは眼科に相談します。

  5. まぶたを温める(温罨法のやり方)

    固まったアブラを溶かすために、まぶたを温める方法も紹介されていました。用意するのは、おしぼりまたは薄手のタオル2枚、ポリ袋1枚、熱さ対策用のゴム手袋などです。
    ①50℃くらいのお湯を用意し、タオル1枚をひたします。熱いと感じるときは、ゴム手袋を使います。
    ②タオルをよくしぼり、顔がぬれないようにすぐポリ袋に入れます。もう1枚の乾いたタオルでひと巻きします。
    ③まぶたにのせて、5分ほどリラックスします。
    1日2回、朝晩などに2週間続けるのが目安です。ポリ袋と乾いたタオルで包むと、温かさが続きやすくなるそうです。
    温度が測れないときは、沸騰させたお湯と水を1対1で混ぜると50℃に近くなると紹介されていました。やけどには十分注意し、熱すぎるときはすぐ中止します。

  6. パソコンやスマホが長いとき(不完全なまばたきに気づく)

    パソコンやスマートフォンの画面を長時間、休みなく見ていると、まぶたの筋肉が疲れてまばたきの回数が減ったり、まぶたが完全に閉じきらない「不完全なまばたき」が増えたりすることが知られている、と紹介されていました。
    涙のアブラは、まぶたをしっかり閉じたときにマイボーム腺が刺激されて出てきます。そのため、まぶたが閉じきらないと、アブラが出にくくなり、目が乾きやすくなる可能性があります。
    画面を見ているときに、自分のまばたきが浅くなっていないか、ときどき意識してみましょう。

  7. まばたきを整える(まぶたの体操)

    まぶたの筋肉をきたえる体操が紹介されていました。痛みや違和感が出たら、すぐ中止します。
    【上まぶた】①2秒間目を閉じます。②軽くまばたきを2回したあと、ぎゅっと目を閉じます。上まぶたに力を入れるのがポイントです。
    【下まぶた】③ぱっと目を開き、まぶしいときのような目にします。④最後に、目尻とまゆ毛の間を指で軽く上げ、キツネのような目で、目を閉じようとします。どちらも下まぶたを上に動かすイメージで行います。
    ①から④をひと続きとして、1回5セット、1日5回が目安と紹介されていました。指で触るときは強く押さず、手は清潔にしてから行います。

  8. 目薬のさし方を見直す(下まぶたを下げて、さしたあとは目を閉じる)

    番組では、目薬のさし方にもコツがあると紹介されていました。
    ①目薬をさすときは、「あっかんべー」をするように、指で下まぶたを軽く下げます。下まぶたが受け皿のようになり、薬液がこぼれにくくなります。
    ②さしたあとは、まばたきをせずに、しばらくまぶたを閉じます。薬液が目にとどまりやすくなるそうです。
    ③さしたあとに、人さし指で目頭を軽くおさえると、薬液が鼻へ流れるのを防ぎやすいとも紹介されていました。
    目薬の種類や回数、使い方は、目の状態によって異なります。迷うときは、処方した医師や薬剤師に確認します。

注意点

  • ここで紹介する方法は診断や治療ではなく、番組で紹介された、ふだんのケアの目安。診断や治療は医師が行う
  • 強い痛み、急な見え方の変化、充血や目やにが続くとき、2週間続けても改善しないときは、早めに眼科を受診する
  • 持病や服薬がある人、目の病気で通院中の人は、始める前に医師に相談する
  • まぶたを洗うときは、強くこすらない。まぶたの内側まで指を入れない
  • まぶたを温めるときは、熱すぎないか必ず確かめる。やけどに注意し、熱いと感じたらすぐ中止する
  • 体操や温めで痛みや違和感が出たときは、すぐ中止する
  • 目薬の使い方は、医師や薬剤師の指示を優先する

コツ

  • 洗顔のあとや入浴中に、まぶたを洗う習慣をつけると続けやすい
  • アイメイクをした日は、まつ毛の根元まで落とせているかを意識する
  • 朝晩のケアの時間を決めて、2週間の記録をつけると変化に気づきやすい
  • 画面を見るときは、ときどき目を閉じて、しっかり閉じるまばたきを意識する
  • 体操は、洗面所の鏡の前で行うと、まぶたの動きを確認しやすい
  • 目薬は、さす前に手を洗い、容器の先がまぶたやまつ毛に触れないようにする

よくある質問

Q目薬をさしても、あまり楽にならないのはなぜですか?
A

原因はひとつとは限りません。番組では、さし方で薬液がこぼれたり鼻に流れたりすることもあると紹介されていました。下まぶたを下げてさし、さしたあとは目を閉じるなどの工夫を試してみてください。それでも改善しないときは、眼科に相談しましょう。

Qまぶたを洗ったり温めたりすれば、必ず良くなりますか?
A

効果を断定することはできません。番組では、アブラ不足タイプのドライアイに有効とされていましたが、症状の原因は人によって異なります。2週間続けても変わらないときや、異常を感じたときは、眼科を受診してください。診断は医師が行います。

Qまぶたを温めるとき、熱いと感じたらどうしますか?
A

すぐに中止し、タオルの温度を下げてから、無理のない範囲で行ってください。熱さ対策には、ゴム手袋を使う方法が紹介されていました。やけどには十分注意してください。

まとめ

「涙のアブラの仕組みを知る → まぶたを洗って温め、アブラの出口を整える → 画面を見るときはしっかり閉じるまばたきを意識する → 目薬は下まぶたを下げてさし、さしたあとは目を閉じる → 痛みや症状が続くときは眼科に相談」。無理なく、できることから始めましょう。

参考リンク

この取説はどうでしたか?

共有するXLINEFacebook

みんなの取説 torisetsu.jp / https://torisetsu.jp/manual/eye-tears-care/
作成日:2026年10月26日 ※内容は更新されることがあります。最新版は上のURLで確認できます。一般的な情報であり、医療・法律・お金などの判断は専門家や公式窓口にご相談ください。

この取説への質問

取説の内容について分からないことを質問できます。作者が回答します。

まだ質問はありません。

ログインして質問する