みんなの取説 torisetsu.jp暮らしの取説

お酒と上手につきあうための取説(体質・ゆっくり飲む・ノンアル・飲む量)

お酒に強い・弱いだけでは語れない体質の違い、1杯目をゆっくり飲む工夫、ノンアルコール飲料の使い方、缶の「純アルコール量」の見方まで。無理なく続けられるお酒とのつきあい方をまとめました。

対象者
お酒が好きで、これからも楽しく続けたい人 ほか
難易度
初心者向け
所要時間
体質チェックは5分ほど(ゆっくり飲む工夫は、毎回の1杯目の30分)
最終確認
2026年10月11日
取説編集部

これは何の取説?

お酒との相性は人によって違います。この取説では、体質のタイプを知る、1杯目をゆっくり飲む、ノンアルコール飲料を上手に使う、缶の表示で飲む量を意識する、という4つの工夫をまとめました。お酒をやめさせるためのものではなく、自分に合った飲み方を見つけるための目安です。診断や治療は医師が行います。

こんな人向け

  • お酒が好きで、これからも楽しく続けたい人
  • 二日酔いが多い、飲むとすぐ顔が赤くなる人
  • 飲む量を少しずつ減らしたいと考えている人
  • 家族や周りの人の体質も知っておきたい人

まず知っておくこと

お酒との相性には、主に体質(遺伝的な要素)が関わるといわれています。ここで紹介するチェックは診断ではなく、あくまで目安です。
持病や服薬がある人、妊娠中や授乳中の人、お酒をやめたくてもやめにくいと感じる人、飲んだあとに強い不調が出る人は、自己判断せず医師や専門の相談窓口に相談してください。未成年の人は飲酒をしないでください。

必要なもの

  • 飲み始めたころの記憶(体質チェックの質問に答えるときに使います)
  • 缶やボトルの裏面にある成分表示
  • 好みのノンアルコール飲料
  • 飲んだ量を書き留めるメモやスマートフォンのメモ機能
  • 気になるときに相談できる、かかりつけ医や地域の相談窓口

手順

0 / 8 完了チェックはこの端末に自動保存されます
  1. まず全体の考え方(お酒との相性は「強い・弱い」だけではない)

    番組では、お酒との相性は主に体質で決まり、「強い」「弱い」の2択ではなく5つのタイプに分けて考えられると紹介されていました。
    アルコールは体の中で、まず別の物質に変わり、次にそれが無害な物質に分解されて体の外へ出ます。この2つの段階が得意か苦手かで、酔い方や不快症状の出方が変わるという説明です。
    自分のタイプを知ることは、二日酔いのなりやすさやお酒との距離感を考える手がかりになります。

  2. 体質を簡単にチェックする(5つのタイプの目安)

    番組の質問は、次の流れで答えます。
    ①飲み始めたころ、コップ1杯のビールを飲めたか。飲めなかった人は、お酒がとても苦手なタイプ。
    ②二日酔いが「気持ち悪い」より「まだ酔っている感じ」に近い人は、酔いが抜けにくいタイプ。
    ③1杯でテンションが上がる、飲むことを考えるだけで気分が上がる人は、飲めると勘違いしやすいタイプ。
    ④飲み会で1杯飲み終えるころに赤くなる人、⑤途中や2次会で気持ち悪くなったり眠くなったりする人は、顔が赤くなりやすく不快反応が出やすいタイプ。④⑤のどちらにも当てはまらない人は、いわゆる酒豪タイプ。
    これは目安で、正確に知りたいときは検査の方法もあると紹介されていました。

  3. 自分のタイプに合わせた心がけを知る

    番組で紹介されていたタイプ別の注意点を、短くまとめます。

    • 酔いが抜けにくいタイプ:不快症状が出にくい分、心地よさが続きやすく、お酒に頼りやすい面があるといわれています。
    • 酒豪タイプ:たくさん飲めるぶん、肝臓に負担がかかりがちです。
    • 飲めると勘違いしやすいタイプ:不快症状が酔いで隠れるため、飲み過ぎに特に注意が必要です。
    • 赤くなりやすいタイプ:頭痛や吐き気などの二日酔いになりやすく、健康面に注意します。
    • とても苦手なタイプ:急性アルコール中毒などに十分注意が必要で、無理に飲まないことが大切です。

    どのタイプでも「強いから大丈夫」とは限りません。

  4. お酒の量と体への影響を知る(適量を見直す)

    番組では、昔から「酒は百薬の長」といわれてきたものの、近年は「お酒に安全な適量があるとは言い切れない」という研究が増えていると紹介されていました。
    アルコールが体の中で変わってできる物質は、細胞の設計図(DNA)を傷つけることがわかってきたそうです。特に、口や食道など、お酒の通り道に当たる部位は影響を受けやすいといわれています。
    怖がりすぎる必要はありません。大切なのは、「たくさん飲んでも平気」と思わず、量やペースを意識することです。気になる症状があるとき、健康診断や検診を定期的に受けておくことが早期発見の助けになります。

  5. 1杯目を30分かけて飲む(ゆっくり飲む工夫)

    番組が勧めていたのは、1杯目を30分かけて飲むことです。
    理由として、どれだけ飲んでも、酔いが回るまでには約30分かかること、早く飲んでも遅く飲んでも心地よさはあまり変わらない一方で、体の具合の悪さは遅く飲んだほうが大きく減る、という研究が紹介されていました。
    つまり、最初の30分をゆっくり過ごせば、気持ちよく酔いながら、全体の量も減らしやすいという考え方です。2杯目以降は、自分のペースで楽しんで構いません。この飲み方は、厚生労働省が出した飲酒に関するガイドラインでも紹介されていると説明されていました。

  6. ゆっくり飲むためのコツ(実践のしかた)

    • 1杯目は、小さめのグラスに少しずつ注ぎ、ひと口ごとにグラスを置く
    • 食べ物や水と一緒に、話しながら飲む
    • 時計やスマートフォンで、飲み始めの時刻を確認する
    • 最初の1杯が空いたときに「30分たったかな」と見直す

    番組では、この飲み方を続けると、自然とお酒の量が減った例が紹介されていました。効果には個人差があるため、できる範囲で続けましょう。

  7. ノンアルコール飲料を「新しいチェイサー」にする

    番組では、ノンアルコール飲料を「飲めない日に飲むもの」だけでなく、飲む日にもお酒と一緒に楽しむものとして使う方法が紹介されていました。

    • 1杯目ののどごしや冷たさを楽しみたいとき:1杯目をノンアルコール飲料にする。満足してお酒を飲まずに済むこともあるそうです。
    • 1杯目を30分かけて飲むのが難しいとき:2杯目をノンアルコール飲料にして、「アルコール1杯+ノンアル1杯」で30分を作る。
    • 飲み会のラストオーダーで「もう1杯」を頼みたいとき:最後はノンアルコール飲料で締める。

    最後の1杯も酔いが回るには時間がかかるため、それまでの酔いを味わいながら締めても十分楽しめ、二日酔い対策にもなるといわれています。

  8. 缶やボトルの「純アルコール量」を見て、飲む量を管理する

    最近は、缶ビールや缶チューハイの裏面に「純アルコール量」が書かれていることがあります。食品のカロリーや塩分を見るのと同じように、お酒を買うときも見ておくと、毎日の量を管理しやすくなります。
    番組では、厚生労働省のガイドラインで、生活習慣病のリスクを高める飲酒量は、1日平均の純アルコール量で男性40g、女性20gほどと示されていると紹介されていました。
    目安として、ビールのロング缶1本、日本酒1合、ワイン2杯は、どれも純アルコール量20gほどです。これも目安なので、体質や体調、年齢で適した量は変わります。飲んだ量をメモすると、振り返りやすくなります。

注意点

  • 体質チェックや量の目安は診断ではなく、あくまで目安。診断や治療は医師が行う
  • 持病や服薬がある人、妊娠中・授乳中の人、未成年の人は、飲酒について医師に相談するか、飲まない
  • 顔が赤くなりやすい人や気持ち悪くなりやすい人は、無理に飲まない。ほかの人にすすめない
  • 強い頭痛や吐き気、意識がもうろうとするなどの症状があるときは、すぐに医療機関や救急に相談する
  • お酒をやめたくてもやめにくい、飲む量が増えてきたと感じるときは、早めに医師や専門の相談窓口に相談する
  • 飲酒後の運転は絶対にしない。体調が悪いときは飲まない

コツ

  • 1杯目はゆっくり。水やノンアルコール飲料をお酒の合間にはさむ
  • 「今日は何杯まで」を飲む前に決めておく
  • 週に何日かは、お酒を飲まない日を作る
  • 缶やボトルの純アルコール量を見る習慣をつける
  • 周りの人の体質もさまざま。無理にすすめず、断りやすい雰囲気を作る
  • 健康診断や検診は、毎年きちんと受ける

よくある質問

Q体質チェックで当てはまったタイプは、確実なものですか?
A

いいえ、あくまで目安です。番組でも、質問による「酒リスク診断」は目安であり、正確に知りたい場合は検査の方法もあると紹介されていました。気になるときは医師に相談してください。

Q1杯目をゆっくり飲むのが苦手です。どうすればいいですか?
A

1杯目を早く飲んでしまったときは、2杯目をノンアルコール飲料にして、2杯合わせて30分かけるという方法が紹介されていました。小さめのグラスを使ったり、食べ物と一緒に飲んだりするのも工夫のひとつです。

Qお酒に強いので、たくさん飲んでも大丈夫ですか?
A

強いからといって、体への負担が少ないとは限りません。番組では、たくさん飲める人ほど肝臓に負担がかかりやすいと紹介されていました。自分の量を意識して、健康診断も定期的に受けましょう。

まとめ

「自分の体質のタイプを知る → 1杯目を30分かけて飲む → 合間や最後にノンアルコール飲料を取り入れる → 缶の純アルコール量を見て量を意識する → 不調が続くときは医師に相談」。お酒との相性は人それぞれです。無理なく、自分に合った飲み方を探してみましょう。

参考リンク

この取説はどうでしたか?

共有するXLINEFacebook

みんなの取説 torisetsu.jp / https://torisetsu.jp/manual/alcohol-guide/
作成日:2026年10月26日 ※内容は更新されることがあります。最新版は上のURLで確認できます。一般的な情報であり、医療・法律・お金などの判断は専門家や公式窓口にご相談ください。

この取説への質問

取説の内容について分からないことを質問できます。作者が回答します。

まだ質問はありません。

ログインして質問する