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競馬の取説(JRAと地方競馬・馬柱の見方・馬券の種類・購入方法・楽しみ方と注意点)
初めての競馬を、JRAと地方競馬の違い、馬柱の見方、馬券の種類の基本、買い方、観戦の楽しみ方まで紹介します。お金を賭けるギャンブルであること、20歳未満は購入できないこと、依存への注意も最初に書いています。
- 対象者
- 競馬に興味はあるが、何から見ればよいか分からない人 ほか
- 難易度
- 初心者向け
- 所要時間
- 基本を知るのに30分ほど、実際の観戦は半日〜1日
- 最終確認
- 2026年10月16日
これは何の取説?
競馬を初めて見る人に向けた取説です。中央競馬(JRA)と地方競馬の違い、馬柱(出馬表)の見方、馬券の種類の基本、買い方、観戦の楽しみ方を紹介します。
最初に大切なことを書きます。競馬は、お金を賭ける「ギャンブル」です。負けることを前提に、無理のない範囲で楽しむものです。生活費、借金、クレジットカードは使ってはいけません。また、20歳未満は馬券を購入できません。成年年齢が18歳になった後も、この年齢は20歳のままです。のめり込みが心配な人は、「ギャンブル依存症の取説」もあわせて読んでください。
こんな人向け
- 競馬に興味はあるが、何から見ればよいか分からない人
- 馬柱や馬券の種類が難しそうで、尻込みしている人
- 友人や家族に誘われて、競馬場に行くことになった人
- お金をかけすぎず、観戦として楽しみたい人
まず知っておくこと
- 20歳以上であること。競馬法で、20歳未満の人は馬券を購入できません。法務省も、公営競技の年齢制限は20歳のまま維持されると案内しています。
- 使うお金は、なくなっても生活に困らない範囲の金額を、先に決めておくこと。
- 必ず当たる予想はありません。当たることがあっても、それは偶然を含みます。運営側の取り分(控除)があるため、長く続けるほど、買った金額より戻る金額が少なくなりやすい仕組みです。
- 払戻率やサービスの内容は変わることがあります。購入前にJRAや地方競馬の公式サイトで、最新の情報を確認してください。
必要なもの
- 身分や年齢を確認できるもの(窓口で年齢確認をされることがあります)
- 使ってよい金額を決めた、現金の予算
- 出馬表(競馬場や公式サイトで見られます)
- 公式サイトの初心者向けガイド
- ネットで買う場合は、公式が案内する会員登録や口座の手続き(内容は公式で確認)
手順
競馬は何をするものか、まず知る
競馬は、馬が走る順位を予想して、馬券を買う競技です。予想が当たると、払戻金(配当)を受け取れます。外れた馬券は、払い戻しがありません。
馬券の売上の一部は運営側の取り分になり、残りが当たった人へ払い戻されます。この仕組みがあるため、全員が儲かることはなく、長く続けるほど負けやすくなります。「楽しみ代」として、先に決めた金額の範囲で遊びます。JRAと地方競馬の違いを知る
競馬には、大きく分けて、JRA(中央競馬)と地方競馬があります。
- JRA: 日本中央競馬会が主催します。競馬場、ウインズなどの場外の発売所、インターネットで馬券を買えます。
- 地方競馬: 地方自治体などが主催します(地方競馬全国協会(NAR)は全国組織です)。競馬場、場外の発売所、インターネットで買えます。
レースの開催日、場所、買えるサービスは、それぞれ違います。どちらも公式サイトで案内されているため、最新の情報を確認してください。どちらも20歳になってから、が決まりです。
馬柱(出馬表)の見方の基本
馬柱は、そのレースに出る馬の情報をまとめた表です。出馬表とも呼ばれ、競馬場や公式サイト、競馬新聞などで見られます。
一般的に、次のような情報が並んでいます。- 枠番と馬番(馬券を買うときに使う番号)
- 馬の名前、性別、年齢
- 騎手の名前、斤量(馬が背負う重さ)
- 過去のレースの成績
初心者は、全部を読み解こうとしなくて大丈夫です。まず番号、馬の名前、騎手をつなげて覚え、レースを見ながら少しずつ慣れていきましょう。表の読み方は、公式の初心者向けガイドにも案内があります。馬柱を読めば当たる、というものではありません。
馬券の種類の基本を知る
JRAの馬券には、単勝、複勝、枠連、馬連、ワイド、馬単、3連複、3連単、WIN5があります。ごく基本は次のとおりです。
- 単勝: 1着になる馬を当てる
- 複勝: 3着以内(出走馬が少ないレースは2着以内)に入る馬を当てる
- 馬連: 1着と2着になる2頭を、順番は問わずに当てる
- ワイド: 3着以内に入る2頭を当てる
- 馬単: 1着と2着になる2頭を、順番どおりに当てる
- 3連複、3連単: 1着から3着までの3頭を当てる。単は順番も当てる
当てる範囲が広いほど当たりやすく、配当は低めになりやすい傾向があります。複雑な馬券は当たりにくく、お金を使いすぎる原因にもなります。最初は複勝など、種類の少ないものから試す人が多いです。
馬券の買い方を知る
JRAでは、競馬場やウインズなどの窓口や自動発売機、インターネットで買えます。地方競馬も、競馬場、場外、インターネットなどがあります。
窓口や機械では、マークカードという用紙に、レース、馬券の種類、馬番、金額を塗って買う方法が一般的です。インターネットでは、公式が案内する会員登録や口座の手続きが必要で、サービスごとに内容が異なります。細かい手順や最低金額は、公式の案内で確認してください。
お金の出し入れが簡単なネット購入は、使いすぎにつながりやすい面があります。1日の上限を自分で決めておきましょう。予算を先に決めて、その範囲で遊ぶ
競馬場に着く前に、使ってよい金額を決めます。財布にその分だけ入れ、足りなくなったらそこで終わりにします。
守りたいルールの例です。- 生活費、貯金、クレジットカード、借りたお金は使わない
- 負けた分を取り返そうとして、追加で賭けない
- 当たったお金も「増えたお金」と考えず、予算の範囲に戻す
- 予算を使い切ったら、レースを見て楽しむだけにする
観戦そのものを楽しむ
馬券を買わなくても、競馬は楽しめます。
- レースの迫力を、馬のスピードや蹄の音で感じる
- パドックで、レース前の馬の様子を見る
- 馬の名前の由来や、騎手とのコンビを調べる
- 競馬場の景色や、併設の施設、食事を楽しむ
- 競馬の歴史や、用語を公式のガイドで学ぶ
誰かと一緒に行くなら、買う馬券の金額を先に伝え合うと、使いすぎを防ぎやすくなります。場内では、ほかのお客さんの迷惑にならないよう、マナーを守りましょう。
ギャンブル依存の危険信号を知る
次のような状態が続くときは、のめり込みのサインかもしれません。
- 決めた予算や時間を守れない
- 負けた分を取り返そうとして、さらに賭ける
- 競馬にいくら使ったかを、家族や周りに隠す、嘘をつく
- お金が足りなくなって、借金やカードの利用でまかなう
- 仕事、学業、家族との関係に影響が出ている
- 競馬のことばかり考えて、落ち着かない
あてはまるものがあれば、早めに相談してください。診断は医療機関で行われます。詳しくは、既存の「ギャンブル依存症の取説」(ギャンブル依存症の人との関わり方・本人のための取説)をご覧ください。
運営団体の制度と相談先を知る
JRAや地方競馬など、運営団体は、のめり込みに不安のある人のための制度や案内を設けています。たとえば、本人や家族の申告による、競馬場などへの入場の制限や、インターネット投票の利用停止、購入額の上限の設定があります。対象、手続き、必要書類は、団体ごとに違い、変わることもあるため、必ず公式サイトで確認してください。
相談先は次のとおりです。- お住まいの精神保健福祉センター、保健所
- 依存症対策全国センターのサイトで探せる、全国の相談拠点
- 全国公営競技施行者連絡協議会のサイトにある、ギャンブル依存症のセルフチェック(目安であり、診断ではありません)
家族だけでも相談できます。本人が認めていなくても、家族が先に相談して構いません。
注意点
- 競馬はお金を賭ける遊びである。負けることを前提に、無理のない範囲で楽しむ。生活費、借金、クレジットカードは使わない
- 20歳未満は馬券を購入できない。成年年齢が18歳になっても変わらない。未成年の人に、馬券の購入を頼んだり、買ってあげたりしない
- 必ず当たる予想はない。控除(運営の取り分)があるため、長く続けるほど負けやすい。「必勝法」「必ず儲かる」はない
- 「必勝法」「儲かる」「的中率が高い」とうたう予想サービス、情報商材、LINEなどでの勧誘は、予想詐欺の可能性がある。お金を払う前に、消費者ホットライン188(いやや)に相談する。詳しくは「詐欺に引っかからないための取説」を参照
- 負けを取り返そうとする、隠す、嘘をつく、借金をする、仕事や家族に影響が出る、といった状態は、依存の危険信号。早めに精神保健福祉センターなどへ相談する。詳しくは「ギャンブル依存症の取説」を参照
- 制度、手続き、払戻率、サービスの内容は変わる。必ず公式サイトで最新の情報を確認する
- 払戻金の税金については、国税庁の案内を確認する。個別の判断は、この記事では行わない
- 自分を傷つけたい気持ちがあるときは、一人にならず、119や110、医療機関へ連絡する
コツ
- 先に予算を決め、財布にその分だけ入れていく
- 1日に買うレース数や、1レースの金額を、先に決めておく
- 馬券を買わない日を、あらかじめ作っておく
- 外れた回数ではなく、使った合計の金額を、メモして見返す
- 勝った負けたの話は、周りに正直に話す。隠さない
- 馬の名前や騎手を知ると、馬券を買わなくても、観戦が楽しくなる
よくある質問
Q18歳になれば馬券を買えますか?
いいえ。民法の成年年齢が18歳になっても、競馬を含む公営競技の年齢制限は20歳のままです。20歳になってから、が決まりです。
Q馬柱を読めるようになれば、勝てますか?
いいえ。馬柱は、レースの情報を整理した表で、結果を教えてくれるものではありません。運営の取り分があるため、長く続けるほど負けやすい仕組みです。観戦を楽しむための道具と考えてください。
Q最初は、どの馬券を買えばよいですか?
勝ち方を指南するものはありません。種類が少なく分かりやすい馬券から、少額で試す人が多いです。大事なのは、先に決めた予算を守ることです。
Q「必ず当たる予想」を紹介されました。信じてよいですか?
信じないでください。競馬に必ず当たる方法はありません。お金を払う前に、消費者ホットライン188に相談してください。
Q自分や家族が、競馬にのめり込んでいるかもしれません。どうすればよいですか?
お住まいの精神保健福祉センターや保健所に相談できます。家族だけでも相談可能です。運営団体の制度(入場の制限、ネット投票の停止、購入額の上限など)は、公式サイトで確認できます。
まとめ
「競馬はお金を賭けるギャンブルと理解する → 20歳未満は購入不可 → 予算を先に決める → 馬柱と馬券の基本は少しずつ → 観戦そのものを楽しむ → 必勝法をうたう話は詐欺を疑う(188) → 危険信号があれば、精神保健福祉センターへ」。無理のない範囲で楽しみましょう。
参考リンク
この取説はどうでしたか?
みんなの取説 torisetsu.jp / https://torisetsu.jp/manual/horse-racing-guide/
作成日:2026年10月26日 ※内容は更新されることがあります。最新版は上のURLで確認できます。一般的な情報であり、医療・法律・お金などの判断は専門家や公式窓口にご相談ください。
この取説への質問
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