
みんなの取説 torisetsu.jp暮らしの取説
楽しい懇親会の取説(計画・お店選び・配慮・会話・お開きまで)
懇親会を幹事として開くとき、参加者として出るときの両方で役立つ段取りと心得を、順番にまとめました。アレルギーやお酒を飲まない人への配慮、ハラスメント防止も扱います。
- 対象者
- 初めて懇親会の幹事を任された人 ほか
- 所要時間
- 幹事の準備は1〜2週間前から。当日は2〜3時間ほど
- 最終確認
- 2026年10月13日
これは何の取説?
職場や団体の懇親会を、幹事と参加者の両方の目線で「計画する → 店を選ぶ → 配慮する → 話す → お開きにする」の順にまとめた取説です。全員が「来てよかった」と思える会にするための、小さな工夫を集めました。
こんな人向け
- 初めて懇親会の幹事を任された人
- 懇親会に参加するのが少し不安な人
- お酒を飲まない人、アレルギーのある人が参加者にいる幹事
- ハラスメントを起こさない会にしたい人
まず知っておくこと
懇親会は、仕事の場とは違う顔を知り合うための機会です。ただし、参加するかどうかは本人の自由で、お酒を飲む・飲まないも本人が決めることです。
この記事は一般的な情報です。会社の規程や部署の慣習がある場合は、そちらを優先してください。
必要なもの
- 参加予定者の名簿
- 予算の目安と、費用の扱い(会社負担か自己負担か)の確認
- お店の候補(2〜3軒)
- 出欠と配慮事項を集める連絡手段(メール、チャットなど)
手順
目的と形を決める
まず「何のための会か」を一言で決めます。歓迎、労い、部署の交流など、目的によって、人数や場所、時間の長さが変わります。
平日夜の飲食だけでなく、ランチ会やお茶会という形も選べます。参加者の事情(育児・介護・体調・宗教など)を考えると、選択肢があるほうが参加しやすくなります。日程と予算を決めて案内する
日程は複数の候補を出し、都合を聞いて決めます。月末や繁忙期は避けるのが無難です。
予算は、飲食代の目安を先に伝えます。会社の補助があるか、自己負担かも明記しましょう。案内には、日時、場所、会費、出欠の締切、配慮してほしいことの連絡先を入れます。出欠と配慮事項を集める
出欠の返事に加えて、食物アレルギー、苦手な食材、宗教上の食事制限、お酒を飲まないこと、移動の配慮などを書ける欄を作ります。
集めた情報は幹事だけで管理し、他の人に広めないようにします。「お酒を飲まない理由」は聞かなくて構いません。お店を選ぶ
次の点を見て選びます。
- 駅から近く、帰りの交通手段が確保しやすい
- 人数に合う席(個室、座敷、テーブルなど)
- アレルギー対応やノンアルコールの品ぞろえ
- 禁煙・分煙の状況
- 段差やトイレなど、移動に不安のある人への配慮
予約の際、コース料理の内容、飲み放題の有無と時間、キャンセルの条件を確認します。アレルギーの情報は、お店にも事前に伝えます。
前日までに最終確認をする
参加人数と席の配置、集合時間と場所を再度確認し、参加者へ短く連絡します。お店には人数の変更を早めに伝えます。
当日の連絡先(幹事の電話番号など)も添えておくと、遅れる人がいても安心です。当日、乾杯と席の案内をする
最初の飲み物は、お酒でもソフトドリンクでも自由に選べるようにします。「お酒でなくて大丈夫です」と幹事から言うと、飲まない人も気が楽になります。
席は、上司と部下が固まらない、初対面同士が隣になるなど、話がしやすい並びを少し考えます。ただし席替えを強制する必要はありません。会話を広げる工夫をする
仕事の話ばかりにならないよう、趣味、最近見た映画、出身地など、答えやすい話題を選びます。
避けたいのは、年齢・結婚・子ども・容姿・病気・収入・政治や宗教の話題を、根掘り葉掘り聞くことです。相手が話したくなさそうなら、すぐ別の話題に移ります。聞き役にまわるのも大切な参加の仕方です。ハラスメントを防ぎ、気づいたら声をかける
お酒の一気飲みの強要、「飲めないのか」といった言い方、無理な芸の強要、体に触れる行為、しつこい二次会の誘いは、アルコールハラスメントやセクハラなどになり得ます。
幹事は会の途中で、飲み過ぎている人、黙り込んでいる人、困っていそうな人がいないか見まわります。気づいたら、水を勧める、席を替える、帰りを促すなどで場を和らげましょう。お開きにして、帰りまで見届ける
終了時間の15分ほど前に、「そろそろ〆ます」と声をかけます。会計は幹事がまとめるか、お店の分け方を事前に決めておくとスムーズです。
二次会は希望者だけ、と明言し、参加しない人を引き止めません。帰りの交通手段がない人、酔いの強い人には、安全に帰れるか声をかけます。翌日は、参加者へのお礼を一言伝えると会がきれいに終わります。
注意点
- 参加は強制せず、お酒を飲む・飲まないも本人の自由とし、飲酒を勧めたり強要したりしない
- 未成年者や、運転する人、妊娠中の人、体質的に飲めない人にお酒を出さない・勧めない
- 食物アレルギーは命に関わることがある。お店への情報共有を必ず行い、本人にも確認する
- ハラスメントの判断や対応は、会社の規程や状況によって異なる。困ったときは、社内の相談窓口や、社会保険労務士・弁護士、総合労働相談コーナーなどに相談する
- この記事は一般情報であり、個別の判断を示すものではない。費用負担や就業時間の扱いは、会社の規程で確認する
コツ
- 出欠を取るときは「不参加でも理由は不要です」と書き添える
- ノンアルコール飲料やソフトドリンクを、お酒と同じくらい目立つように用意する
- 会費は事前に金額を示し、当日の集金は短時間で済ませる
- 写真を撮るときは、載せてよいか確認し、SNSへの投稿は本人の了承を得る
- 幹事は自分も楽しめるよう、小さな役割は他の人に頼んでよい
よくある質問
Q誘われたけれど、参加したくないときは断ってもいいですか?
断って構いません。理由を詳しく話す必要はなく、「予定があります」「今回は失礼します」といった一言で十分です。会社の行事の扱いは規程によって違うため、気になるときは上司や人事に確認してください。
Qお酒を飲まない人は、どう伝えれば角が立ちませんか?
最初の乾杯の前に「今日はウーロン茶でいただきます」と明るく伝えると自然です。幹事が事前に飲み物の選択肢を示してくれていると、さらに言いやすくなります。
Q上司が飲酒を強要してきたときはどうすればよいですか?
その場では笑ってかわし、別の飲み物を手に取るなどして距離を取ります。続く場合は、社内の相談窓口や総合労働相談コーナーなどに相談してください。個別の判断は専門家に確認しましょう。
Q幹事の負担を減らすコツはありますか?
案内文の型を決める、お店は少数の候補から選ぶ、会計係や司会などを分担する、の3つが効果的です。手間のかかる余興は無理に入れなくて構いません。
まとめ
「目的を決める → 日程と予算を伝える → 配慮事項を聞く → お店を選ぶ → 当日は強要せず見守る → 帰りまで気にかける」。誰かが無理をしない会が、結果的にいちばん楽しい懇親会になります。
参考リンク
この取説はどうでしたか?
みんなの取説 torisetsu.jp / https://torisetsu.jp/manual/social-gathering-guide/
作成日:2026年10月26日 ※内容は更新されることがあります。最新版は上のURLで確認できます。一般的な情報であり、医療・法律・お金などの判断は専門家や公式窓口にご相談ください。
この取説への質問
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