
みんなの取説 torisetsu.jp暮らしの取説
動物園をもっと楽しむ取説(かわいい探しとおしり観察)
動物が寝ていたり、後ろ姿しか見えなかったりして、すぐ通り過ぎていませんか。「かわいい」を探す見方と、おしりやしっぽから暮らしぶりを想像する見方で、動物園をじっくり味わうコツをまとめました。
- 対象者
- 動物園に行っても、すぐに通り過ぎてしまう人 ほか
- 難易度
- 初心者向け
- 所要時間
- 動物1種あたり2〜3分ほど(動物園での滞在は半日〜1日が目安)
- 最終確認
- 2026年10月11日
これは何の取説?
動物園での時間を、「かわいいを探す」「おしりやしっぽを観察する」という2つの見方で楽しむための取説です。動物が動かないときも、後ろを向いているときも、見方を変えるとそこに発見があります。番組で紹介された考え方を、お出かけ前から帰宅後までの手順に組み替えました。
こんな人向け
- 動物園に行っても、すぐに通り過ぎてしまう人
- 子どもや家族と一緒に、動物園をもっと楽しみたい人
- 動物が寝ているときや後ろ姿のときに、どう見ればよいか知りたい人
- ちょっとした気分転換になるお出かけを探している人
まず知っておくこと
動物園の楽しみ方に正解はありません。ここで紹介する効果や感じ方は、番組での調査や専門家の説明をもとにした目安で、誰にでも同じように当てはまるとは限りません。
気分転換のつもりで出かけても、気持ちの落ち込みや疲れが続くときは、動物園だけで何とかしようとせず、かかりつけ医などに相談してください。診断や治療は医師が行います。持病や服薬がある人、体調に不安がある人は、無理のない行程でお出かけしましょう。
必要なもの
- 歩きやすい靴と、季節に合った服装・飲み物
- 動物園の案内図や、各動物の解説板を読む時間
- スマートフォンなど(撮影する場合。フラッシュは使わない)
- 一緒に行く人との、感想を話し合う気持ち
- 気になった動物をメモする紙やメモ機能
手順
動物園のいまを知っておく(動物の幸せを大切にする流れ)
番組では、近年、各地の動物園で動物の幸せ(動物福祉)を第一に考えた飼育や展示を工夫する動きが広がっていると紹介されていました。生息地に近い環境、栄養を考えた食事、身体の健康、行動を促す工夫が大切にされているそうです。
その結果、動物本来の姿が見られるようになり、来園者の満足度も上がると説明されていました。動物園は「ただ眺める場所」から「動物の暮らしを知る場所」へ変わりつつある、という見方です。「かわいい」には2種類あると知る
番組では、ふだん何気なく使う「かわいい」には2つの種類があると説明されていました。
①多くの人が感じやすいかわいさ。動物や人の子どもに共通する特徴によるものです。
②自分の経験や感性から湧いてくるかわいさ。ほかの人とは違っていても大丈夫です。
①だけでなく②も使うと、動物園での見え方が広がるそうです。気になる動物が人気者でなくても、自分なりのかわいいを探してみましょう。「かわいい」を探しながら見る(満足度・見学時間・気分)
番組の実験では、かわいいところを探しながら動物を見ると、動物に集中して細かいところに気づけたと紹介されていました。かわいいは、近づきたい、知りたいという気持ちを引き出す、という専門家の説明です。
また、来園者の平均見学時間は3分に届かなかったそうですが、かわいいを探して見た人は2倍近く長く見ていた例もありました。長く見ていると、動物が行動を変える場面に出会えることもあります。
さらに、探しながら見たほうが、ストレスの目安となる数値が下がったという測定結果も紹介されていました。ただし個人差があるため、効果を保証するものではありません。寝ている・動かないときは、もう少しだけ待つ
動物が寝ていたり動かなかったりすると、すぐに次へ進みたくなります。そんなときは、30秒でも1分でも、その場にとどまってみましょう。
番組では、通り過ぎたあとも観察を続けたところ、動物が吠えたり、くちばしを鳴らしたり、穴から出てきたりしたと紹介されていました。かわいいところを探して時間をかけると、いきいきした姿に出会えるかもしれません。
待つときは、ほかの来園者の通り道をふさがないようにします。後ろ姿しか見えないときは「おしり」を見る
動物の後ろ姿しか見えないときは、チャンスと考えましょう。専門家は、おしりやしっぽは、その動物が野生でどのように暮らしているかを知ることができる部分だと説明していました。
しっぽは動物によってさまざまです。木にぶら下がる、バランスを取る、虫を追い払う、体温調節に使うなど、役割が違います。逆にほとんどしっぽがない動物もいて、その場合は爪や脚でしっかりつかんでゆっくり動くことでバランスを取っているそうです。おしりの観察ポイントを3つ決める
番組が示した見方は、次の流れです。
①どんなおしりかを観察する(しっぽはあるか、太いか細いか、長いか短いか)
②どんな場所で暮らしているかを想像する
③近くの解説板もあわせて読む
見た目の色や模様にも理由があることがあり、たとえば敵に気づかれにくくなる、仲間に危険を知らせるなどの役割が紹介されていました。結論を急がず、気づいたことを声に出してみると楽しくなります。しっぽの使い方のタイプを知っておく
番組の資料では、しっぽの使い方がいくつかに分けて紹介されていました。
- 長いしっぽで、走る向きを変えたりバランスを取ったりする動物(ネコ科の動物など)
- 房のあるしっぽで、ハエやアブなどの虫を追い払う動物(シマウマやキリンなど)
- しっぽの形で大事な部分を守る動物(カバやサイなど)
- 長いしっぽを枝に巻きつけて体を支える動物
- ほとんどしっぽがなく、爪や脚で枝をつかむ動物
このタイプを頭に入れておくと、初めて見る動物でも暮らしぶりを想像しやすくなります。
自分のかわいいを深掘りして、会話にする
何をどのくらいかわいいと感じるかは人それぞれで、その日の心の状態でも変わります。周りと違っても大丈夫で、それをきっかけに会話を楽しもう、と番組では紹介されていました。
「かわいい」がしっくりこないときは、優しい気持ちになる瞬間や、心が温かくなるしぐさを探してみます。たとえば、2頭のゾウが鼻で触れ合っているように見える場面です。
また、かわいいと感じた点を「何がかわいいのか」と掘り下げると、意外な発見があるかもしれません。帰り道に、一緒に行った人とお気に入りを話し合ってみましょう。
注意点
- 動物にさわったり、えさを与えたり、大きな声で呼んだりしない。園のルールに従う
- 撮影のときはフラッシュを使わず、柵や囲いに身を乗り出さない
- 動物の様子を待つときは、ほかの来園者の通り道をふさがない。小さな子どもから目を離さない
- 暑い日や寒い日は、飲み物や休憩をこまめにとる。無理のない歩く量にする
- ここで紹介した効果や感じ方は番組での調査にもとづく目安で、個人差がある。気分の落ち込みや疲れが続くときは、かかりつけ医などに相談する。診断や治療は医師が行う
- 持病や服薬がある人、体調に不安がある人は、無理せず休みながら回る
コツ
- 解説板は、動物の暮らしを知る手がかりになる。見る前に1つだけ読むと観察しやすい
- 動物を見る前に「今日は耳」「今日はしっぽ」など、観察するテーマを1つ決める
- 同じ種類の動物を、時間をずらしてもう一度見ると、様子の違いに気づける
- 子どもと一緒のときは、「どこがかわいい?」「どんな所に住んでいそう?」と質問し合う
- 帰ってから、気に入ったおしりやしっぽの写真やメモを見返すと、思い出が深まる
- 気になった動物を、図鑑や園の案内でもう少し調べてみる
よくある質問
Qかわいいと感じられない動物がいたら、どうすればいいですか?
無理に感じる必要はありません。番組では、優しい気持ちになる瞬間や心が温かくなるしぐさを探してみる方法が紹介されていました。見た目だけでなく、動物同士の関わりや仕草に目を向けてみましょう。
Q動物が寝てばかりで、つまらないときはどうしますか?
すぐに通り過ぎず、少しだけ待ってみましょう。番組では、時間をかけて見続けると、動物がさまざまな行動を見せる例が紹介されていました。寝ている姿のかわいいところを探すのも、ひとつの楽しみ方です。
Qおしりやしっぽを見るのは、どんな意味がありますか?
専門家は、おしりやしっぽには、その動物が野生でどう暮らしているかを知る手がかりがあると説明していました。後ろ姿しか見えないときも、暮らしぶりを想像するチャンスになります。
まとめ
「動物園の最近の流れを知る → かわいいを探して見る → 動かない動物も少し待つ → 後ろ姿ならおしりとしっぽを観察する → 自分のかわいいを帰り道に話し合う」。見方をひとつ変えるだけで、同じ動物園がぐっと楽しくなります。
参考リンク
この取説はどうでしたか?
みんなの取説 torisetsu.jp / https://torisetsu.jp/manual/zoo-guide/
作成日:2026年10月26日 ※内容は更新されることがあります。最新版は上のURLで確認できます。一般的な情報であり、医療・法律・お金などの判断は専門家や公式窓口にご相談ください。
この取説への質問
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