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大地震のあとに備える防災の取説(トイレと安否確認)
大地震のあとに見落としやすい「トイレ」と「大切な人との連絡」への備え方を、携帯トイレの使い方と災害用伝言ダイヤル171の手順とあわせてまとめました。
- 対象者
- 自宅の防災の備えを見直したい人 ほか
- 難易度
- 初心者向け
- 所要時間
- 備えの確認は30分ほど(携帯トイレの用意と試し使いは別途)
- 最終確認
- 2026年10月11日
これは何の取説?
大きな地震のあとは、水や食べものがあっても困ることがあります。この取説は、番組が取り上げた「トイレ」と「大切な人との安否確認」の2つに絞り、平時のうちにやっておくことと、災害の直後の動き方を整理したものです。
こんな人向け
- 自宅の防災の備えを見直したい人
- マンションなど集合住宅に住んでいる人
- 家族や大切な人と、災害時の連絡方法をまだ決めていない人
まず知っておくこと
番組では、災害時のトイレ事情が体調に関わることが紹介されていました。トイレを我慢して水分や食事を控えると、血のかたまり(血栓)ができやすくなるおそれがあるとされています。
ただし、体調に不安がある人や、持病・服薬がある人は、自己判断せずに医師に相談してください。診断や治療は医師が行います。この取説は備え方の目安です。
必要なもの
- 携帯トイレ(家族の人数と日数に合わせた量)
- 臭いがもれにくい袋やふたつきの容器(ごみの保管用)
- 固定電話か携帯電話(災害用伝言ダイヤルの練習用)
- 家族や大切な人の連絡先をまとめたメモ
手順
「地震のあとにトイレは使える」と思い込まない
番組の実験では、地盤の沈下などで排水管が曲がった集合住宅の高い階でトイレの水を流し続けると、低い階のトイレから水が噴き出す現象が起きました。排水管の中の空気の流れが逆になることが原因と説明されていました。
一軒家でも、地下を通る排水管が傷んで汚水がもれることがあります。大きな地震のあとは、まず「トイレは使えないかもしれない」と考えておきましょう。直後は水を流さず、携帯トイレを使う
大地震の直後は、排水管のトラブルを避けるためにも、トイレに水を流さずに携帯トイレを使います。
携帯トイレには、排せつ物をシートにしみこませる「吸収シートタイプ」と、特殊な粉で固める「凝固剤タイプ」があると紹介されていました。家族の人数と日数に合わせて備える
番組では、一般に1日5回ほどの排せつを目安として、1人あたり最低でも15回分(3日分)の携帯トイレを備えるよう説明していました。
回数には個人差があるので、自分や家族に合わせて多めに用意します。買ったら一度、開けて使い方を確かめる
携帯トイレは製品によって使い方が違います。災害のときに初めて開けると戸惑うので、買ったら一度開けて、説明書を読みながら試しておくと安心です。
凝固剤タイプの基本の流れを覚える
番組で紹介された基本の流れは次の3つです。
- 便器と便座にそれぞれ袋をかぶせる(便器側の袋は水がつかないようにするためのもの、便座側の袋は排せつ物を受け止めるためのものです)。
- 凝固剤を入れて排せつする(入れるタイミングは製品で違うので説明書に従います)。
- 袋をしっかり結んで保管し、処分する。
使ったあとの袋は、臭いともれを防いで保管する
袋は中身がもれないようにしっかり結び、消臭袋があればそれに入れて、さらに結びます。消臭袋がなければ、ふたつきのケースなどに入れます。
捨て方は基本的に「燃えるごみ」とされていますが、自治体によって違うので確認しておきましょう。使い終わったものをためこむと感染症の原因になるため、できるだけこまめに処理します。平時のうちに、大切な人と災害時の約束を話し合う
番組では、災害時には自分の危険をかえりみず大切な人を捜しに行ってしまう心理(愛他性)が働くことがあると紹介されていました。この気持ちは誰にでもあるもので、否定する必要はないとのことです。
そこで、災害が起きる前に、集合場所や連絡手段を家族や大切な人と決めておきます。家具の固定など、大切な人を守るための備えを進めるきっかけにもなります。災害用伝言ダイヤル171の使い方を練習する
大地震の直後は電話やインターネットがつながりにくくなります。そんなときに使えるのが、NTTが提供する災害用伝言ダイヤル171です。大きな災害が起きた直後にサービスが始まり、録音したメッセージをやりとりできます。
録音は、171に電話をかけ、音声案内に従って録音を選び、電話番号を入力して、名前を名乗って話します。再生は、同じく171にかけて再生を選び、録音した人が使った電話番号と同じ番号を入力します。
どの電話番号を使うかは、連絡を取りたい相手と事前に決めておくと安心です。番組では、毎月1日と15日に体験利用ができると紹介されていました。実際の利用前に、公式の案内で最新の内容を確認してください。
注意点
- 地震のあとは、トイレに水を流さず携帯トイレを使う
- 携帯トイレの使い方と、凝固剤を入れるタイミングは製品ごとに違うので、説明書を確認する
- トイレを我慢して水や食事を控えるのは避ける。体調が心配なときや持病・服薬があるときは、医師に相談する
- 使用済みの携帯トイレをためこまない
- 大切な人を捜しに行く前に、自分の安全の確保を最優先に考える
コツ
- 携帯トイレの捨て方は自治体ごとに違うので、ホームページなどで確認しておく
- 非常食などを贈るのも、相手の備えと自分の防災意識を高める方法として番組で紹介されていた
- 171で使う電話番号は、携帯電話でも固定電話でもよい。だれの番号を使うかを先に決めておく
- 音声案内に従って操作する。名前を名乗ることを忘れない
よくある質問
Qマンションの高い階でもトイレに気をつけたほうがいいですか?
番組の実験では、集合住宅で排水管が曲がった状態になると、水を流した影響で別の階のトイレから水が噴き出すことが確認されていました。地震のあとは、使えると決めつけず、まず携帯トイレを使うのが安心です。
Q携帯トイレはどのくらい用意すればいいですか?
番組では、1人あたり最低でも3日分(15回分)が目安として紹介されていました。排せつの回数には個人差があるので、自分や家族に合わせて、余裕をもって備えましょう。
Q171はいつでも試せますか?
番組放送時の特別な体験期間は終わっています。番組では、毎月1日と15日は体験利用ができると説明されていました。利用の条件や通話料などは変わることがあるため、提供元の案内で確認してください。
まとめ
「地震のあとはトイレが使えないと考える → 水を流さず携帯トイレを使う → 人数と日数に合わせて備え、試し使いをしておく → 大切な人と集合場所や連絡方法を決める → 171の使い方を練習する」。平時の準備が、いざというときの安心につながります。
参考リンク
この取説はどうでしたか?
みんなの取説 torisetsu.jp / https://torisetsu.jp/manual/disaster-preparedness-home/
作成日:2026年10月26日 ※内容は更新されることがあります。最新版は上のURLで確認できます。一般的な情報であり、医療・法律・お金などの判断は専門家や公式窓口にご相談ください。
この取説への質問
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